JapaneseWay~世界への導くために~ 【2008年回想録編②】
2022/06/03
皆さん、Waccです。
ご機嫌いかがでしょうか!Waccは毎日元気にゲストの皆様をお迎えしてテニスライフを楽しんで頂いています。
続き・・・
前評判のフォアはたしかに強烈で武器だと思いましたが、最初に感じたのは非常に安定したテニスをすることに興味を持ちました。特に1st・2ndセットのファーストサーブの確率(112にワイド・センター・正面)には感心しました。当たり前のようでなかなか難しい。試合前の会場練習ではほとんど入っていなかったファーストサーブが面白いように入る。コースも正確で前評判のフォアをも凌ぐ。このサーブ力があるからこそフォアが活き、サーブ&フォアの組立が特によかった。そして、回り込みフォアからのショットも逆クロスとストレートもエースが取れるが(マッチポイント)、クロスショットの精度の高さ(角度・球質・距離・球速の使い方)と球の重さが光った。シード選手さえも振り遅れや面のぶれを起こさせる場面があるほどです。こすっているようだったがよく見るとかなり押し込んでいる。
またバックはフォアの爆発的なショットと対象的で巧さがあった。非常に安定していてスピン・スライス・フラット(ストレート)を混ぜながらチャンスを作った。
そして奇襲攻撃(ポイント時のサービス&ボレーやフォアサイドのリターン&ボレー)。
全体を通して強く感じたのは、
安定した技術とテニスの本質をよく理解して戦った
ということです。ショットに関しての安定感は、かなり呼び込みの精度が高くテイクバックでリズムを取っていて無駄な動きを出来るだけなくし、速い展開の中で安定感を生み出していると感じました。そのため、テイクバックは非常に小さかった。そういえば伊達選手もテイクバックが小さかったのを思い出す。今後、他の選手に関してもテイクバックなども興味を持って観察したい。
試合後のインタビューでは『挑戦する気持ちで』と言っていたが、その気持ちではあのレベルでは絶対に勝てない。なかなかの曲者だとも感じました。
あきらかに挑戦ではなく勝ちにいく姿勢が印象的でした。後半は別として錦織選手は絶対に勝つという気持ちで戦っていたと思います。それは1stセットが終わった時のベンチでテニスノートを見る姿を見て思いました。いい試合をするためにではなく明らかに勝つためにコートに入っていました。今の日本人プロフェッショナルにそんな勝利への純粋な気持ちや目的や目標を達成しようとする強い気持ちで戦い抜けるかと考えたときに疑問に感じます。
体力や動きに関しても18才の錦織選手は問題がなかった。ステップが一流選手によく見られる(フェデラーやモヤと同じ)フットワークをしていた。それがフルセットを戦えるコツなのだと感じました。
そして数年前に見た時よりも自分を発揮することが出来るようになったと感じた。よくは知らないがぼーっとした感じでなんとなくのような雰囲気が物怖じしない錦織を創ったのではと思った。
安定・リズムの崩しあい・コース・一発
全てが1rd2rdに集中し、6-4・6-4になったと思います。
3rdセットはテニスノートを見ずに帽子をかぶる。サーブ最高速度122キロ。3rdセットリターンゲームミス増えるがサービスゲーム変わらずだが集中力の低下を感じた(ストロークに疲れる)。もしフェレーロがバックに集めていたらわからなかった。集中することに疲れ始めている。集中力による安定。うまさでしのぐ(1−3から3−3)。帽子を変えるラケットを変えるは気をまぎわらすためのものか?腰が気になっている。サーブは相変わらず安定。フェレーロは変わらず。気が散っている時の前はエラーは当然。どう立て直すか?我慢している状態なだけ。テクニックでなんとか我慢で切り抜けようとするが?ファイナルにかけた!
メディカルタイムで気持ちを入れ替えることが出来たか。錦織選手にとって集中することとは何かがわかれば。きっかけを作ろうとしてスーパープレイでもだめだった!サーブ(コントロール)でなんとか踏張れるだけのサーブ力がある。ミスを誘うのが限界か?流れは来ているしフェレーロがかなり力んでいる。戻って来た。何がきっかけか?我慢の結果の2ゲーム差か?それとも応援か?しかしやらなければならないこてを忘れる(深呼吸やステップなど)。
ゲームはかなりもつれたが、最後は場慣れや少ないながらの経験と本来持つショットの安定性からフォアへの連携があの試合を制した勝因だと感じています。
次に続く・・・
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