JapaneseWay~世界への導くために~ 【2008年回想録編④】完
2022/06/08
皆さん、Waccです。
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続き・・・
対デルポトロ戦:
フェレール戦は完璧と言ってもおかしくない試合だった。グランドスラム大会で16人に入り4位の選手に勝ったのがその証明。今日の試合で興味があるのは、対戦相手が変わったことはさておき、同じような試合が出来るかどうかだ。しかし言えることは一回戦もモナコに圧倒的な強さで勝利していること。それらをふまえて今日の試合を私なりに観察したい。
→出だしサーブの確率は良くないが、相変わらずフォアは冴え相手の面をぶらしている。そしてポイントはワイドサーブ(コースを変えて)でゲームをしっかり取る。1−0!強弱を使ったラリーが相手を翻弄している。2−0!サービスも冴えはじめあっという間に3−0。リターンもとにかく面がぶれないがデルポトロもさすがに踏ん張りゲームが取れず3−1!サーブもフォアもイマイチ。まだ様子を見ているか集中しきれていないのか?多分後者だと思う。フォアが呼び込んでいるのに打たないか打てない。戦略なのか?その反対に徐々にデルポトロのペースがあがり(切り返しの鋭角ストローク)一気に3−6。2ndセットをどう立て直すか?相手のサーブで攻められペース掴めず。【思い返せばだが、練習相手が違うやフェレーロ戦は帽子はかぶらず試合を開始していたやセットが変わってもシャツや帽子を変えるなどの行動形態が全然違うなどもっと事前準備の行動形態にこだわりを持ってみてはどう
か?】なんとか相手のミスと開き直りショットで応戦し1−1。スーパーショットでるがデルポトロの安定した攻撃で1−2。ゆるいラリーで揺さぶりながらポイントを取るがフォアの軸ぶれやバックの凡ミスで1−3。なんとかバックのストレート・相手の凡ミスとアプローチで2−3。サーブからの回り込みフォアが冴えだすがサーブ後の動きが悪くカウンターのようになり3本目のミスが増えたり相手の微妙なロブが入り2−4。相手のサーブに押され3本目で仕留められ2−5。ワイドサーブからのフォアの得意なパターンでリードし我慢のラリーで3−5。相手のミスとポイントにしがみつき4−5。チェンジコートの時氷で頭を冷やす!よくないながらにゲームがしっかり取れているのが凄い!ワイドサーブからの展開(ボレー・フォア)でリードするがデルポトロの我慢強いラリーに自滅し4−6。3rdセットもスタイル変えない。お互いペース変わらず0−1。ファーストサーブからフォアの展開と我慢のラリーで1−1。デルポトロのサーブ力とストロークで左右に攻撃され、なんとかしつこく拾ってミスを誘うがサ−ビスエースで1−2。中途半端なラリーが続く(打っているのか作っているのか?)。メリハリが消える。フォアがつないでいるだけになって攻められ1−3。デルポトロのサーブエースと左右攻撃により1−4。 サーブからのフォアで相手を押しチャンスをつくり仕留めて2−4。なんてか拾ってミスを誘いポイントを取るが我慢しきれずミスが出て2−5。ストロークの自滅が多くなるがサーブが入りポイントはもつれ、フォアストロークの応戦に勝ち3−5。デルポトロの131キロのセンターサーブ、ストロークの押し込みで3−6。という結果になった。負けはしたものの錦織選手が凄い選手であることに違いはない。
差し出がましいかもしれないが、もし私が錦織選手のコーチならこう言うだろう!勝ちへの考え方のミスだった。まずはフォアで押し込みまくる戦略を選ぶべき。一回戦なら相手の様子を見るとか爪を隠しながらの戦略もありだが、トップ16の戦い方はまず、『これが俺のテニスだ。どうだ−!』の感じで自分のテニスを相手に押し付けるべきだった。そのために集中力を前半に発揮するための準備をしてからコートに入るべきではなかったか?錦織選手自身が攻める集中力こそが武器だということを認識しなければならない。そして相手に自分のテニスをしっかりぶつけておいてから、リズムを崩しいたぶり倒せばいい。それは試合前の練習をみてもわかるように、体を動かすことに集中しているときはショットはあまり入っていない。何を考えている時が集中している時なのかを自分で自覚しなければならない。それと行動形態へのこだわりをもう少し持ってもいいのでは?あまり緊張をしていない感覚や普段とかわらないなど動じない雰囲気が周りから見て凄いように言われることがあるが、その雰囲気の中でストイックでジンクス的な行動形態をとってみてはどうか?と私なら錦織選手に提案するだろう。
結果的に私の今回の試合における興味への答えは、錦織選手は間違いなく一流選手だった。自分の集中力戦略さえ間違わなければ、どんな相手でも倒せるようになるではなく倒せるだろう。これからの半年か一年でナダルやフェデラーにも勝つ可能性を感じた。伊藤も必ずUSオープンをきっかけに100位以内に入るだろうと確信しています。
そして、伊藤竜馬は2012年世界ランキング60位 ロンドンオリンピックに出場しました。
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